[ti:ビニール傘] [ar:ひいらぎ] [al:地平線と秋の空] [00:00.01] [00:13.64]今でも大切にしているこの透明なビニール傘は [00:20.54]コンビニに売っている普通の傘だけど [00:27.41]初めて2人で遊んだ帰り [00:30.78]急に降りだして買いに走った [00:34.25]あいにくか好都合か1つしかなかったんだ [00:40.90]肩寄せてさした小さな小さな傘 [00:47.73]内緒にしてたけど僕の方は濡れていた [00:54.58]それでも嬉しかった君との距離が縮まって [01:01.67]嫌いだった雨の日さえ好きになってしまうほど [01:11.96]雨の降る中 透明だった傘は [01:18.76]真っ黒な色に変わる [01:25.66]街の光が雨粒を照らし [01:32.49]星が 広がってるみたいだった [01:42.27] [01:53.09]急いだ足で駅まで行って切符売り場で君は言ったね [01:59.93]「ここからは大丈夫 1人で帰れる」と [02:06.76]渡そうとしたビニール傘を [02:10.01]「それじゃあなたが濡れちゃうから」と [02:13.66]僕のポケットに吊るして手を振った [02:20.25]今度いつ会える? また電話してもいい? [02:27.13]言いかけたけれど結局言えなかった [02:33.99]情けない僕に無性に腹が立った [02:41.01]いっそのこと雨にぬれて帰ろうと思うほど [02:51.31]雨の降る空 じっと見上げてたら [02:58.23]君からのメールが届いた [03:05.06]「楽しかった♪また遊ぼう☆」単純な僕は [03:11.91]傘を高く高く掲げた [03:21.80]まだ始まったばかりだけど [03:30.32]こうして少しずつ [03:37.21]想い出を増やせたらな 君と一緒に [03:49.64]君を想うと 透明だった傘は [03:56.46]キレイな緑に変わる [04:03.34]青に変わった信号が雨粒を照らし [04:10.20]四つ葉のクローバーみたいだ [04:17.07]どこにでもあるこのビニール傘も [04:23.93]特別なものに見える [04:30.80]またいつか君と一緒に歩けるかな? [04:37.62]次は手を繋ぎたいな [04:47.43]