道端(みちばた)に佇(たたず)むクローバ ありふれた三(み)つ葉(ば)の場面(フィルム)も 誰(だれ)かを想(おも)う心(こころ) 添(そ)えれば しあわせの形(かたち)ばかり 暖(あたた)かなミルクに似(に)てたね 不器用(ぶきよう)なあなたの温(ぬく)もり 強(つよ)がって 何(なに)も言(い)えないまま 遠(とお)くへと旅立(たびた)つけど 星空(ほしぞら)のように 散(ち)らばる記憶(きおく)に かざした涙(なみだ)のベールで 煌(きらめ)いた孤独(こどく)に包(つつ)まれる夜(よる)は そっと瞳(ひとみ)を閉(と)じて 私(わたし)を写(うつ)さないで 大切(たいせつ)な想(おも)いになるほど 言葉(ことば)では伝(つた)えきれなくて 靴音(くつおと)が刻(きざ)みだすリズムで 囁(ささや)くように歌(うた)うよ 風(かぜ)の旋律(せんりつ)で 滲(にじ)んだ世界(せかい)も ふわり拭(ぬぐ)い去(さ)れるのかな 青空(あおぞら)に重(かさ)ねる 優(やさ)しさのような 花(はな)びらを届(とど)けたい 星空(ほしぞら)のように 散(ち)らばる記憶(きおく)の 眩(まばゆ)さに俯(うつむ)かないで 暖(あたた)かな時間(じかん)で立(た)ち止(と)まったまま 私(わたし)は待(ま)っているよ あなたが微笑(ほほえ)む日(ひ)を 道端(みちばた)に佇(たたず)むクローバ 不器用(ぶきよう)なあなたの心(こころ)が 誰(だれ)かを想(おも)い 寄(よ)り添(そ)うときは しあわせの風(かぜ)になるね