[00:00.00] [00:24.35]伝えられた語られた全ての物語さえ [00:30.27]輝きを秘めた石は、静かに物語り。 [00:36.48]集う七つの虹色、願いを叶える為に [00:42.22]人の手は夢を求め歴史を繰り返す。 [00:48.06]散りばめた記憶から紐解く呼び声は、 [00:53.97]消え去った王国が刻んだ逝く涙。 [00:59.92]誰しもが祈るのは何から逃げる為。 [01:05.88]その騎士は退くことを忘れて求めて。 [01:12.56]光が宿る石を両手に握りしめ、 [01:24.07]彼が見たのは戦火に落ちる空のない色。 [01:39.82] [02:08.55]遠い遠い昔から聞かされたお伽噺。 [02:14.79]輝きを秘めた石は、願いを叶えると。 [02:21.34] [02:33.14]燃え上がる家も空も止めることは出来なくて、 [02:39.37]錆びた剣に乗る血の悲しさに嗤った。 [02:44.96]蘇る記憶には名誉を、勝つことを、 [02:51.04]生きるのを、金貨さえ離さぬ人が居た。 [02:56.95]誰しもを斬り散らし集めたこの光、 [03:02.91]足りぬのは赤に青、それから七つまでは遠い。 [03:12.52]~彼は退くことを忘れてしまった~ [03:15.45]光が宿る石は両手を零れ落ち、 [03:27.10]聞こえる声も今は冷たく、頭に響く。 [03:40.80]ああ、人々は求めるが故、夢見て、生き、 [03:47.86]だからこそ届かない。 [03:49.42]彼が最後に見た光、煌く五つ六つそこで力尽き、 [03:55.39]この手はもう誰も救えないと知る哀しみ…… [04:09.21]