手にした紅葉は いつもいつの間にか飛んでった 余は徒然退屈な瞳を閉じた 憂いし空には朧月 囲い無き夢は恙なし 光陰 承允 時は流れて もう一回等狡はなし 遠い向こうに明けゆく空は 千年前のまま 手にした紅葉は いつもいつの間にか飛んでった 余は徒然退屈な瞳を閉じた 満月の夜には唄謡い 泡沫の宴恙なし 光陰 承允 時は流れど 万年新造に嘘はなし 案に違いし物事の影は 千年前のまま 手にした紅葉は いつもいつの間にか飛んでった 『もういいかい?』 閉じていた瞳を開けた 手にした紅葉は いつもいつの間にか飛んでった 余は徒然退屈な瞳を閉じた 手にした紅葉は いつもいつの間にか飛んでった 『もういいかい?』 閉じていた瞳を開けた