色彩を失った森の奥深くに 誰も知らない秘密の花園があった ひとりぼっちの庭師がそっと手にとる 枯れてしまった名もない小さな花を 美しく咲いた花はいずれ枯れるわ 花は滅ぶ故に美しく咲き誇れる それでも孤独な庭師は諦めきれず 永遠に枯れぬ花をこの世につくろうとした それは叶わぬ願い 花たちは嘆く庭師をおもいこう願った Forget me not 私を忘れないで 私は確かに一度は咲いた花 Forget me not 私を忘れないで あなたの思い出の中で永遠に咲き続ける 勿忘草の物語を