あの足音 旧知の仲 いったり来たりが楽しくて 時が経つのを忘れてる 両手で またね を真似ていると 二人の間に入った風がさらって行った 耳を塞ぐ男達の手を握り 微笑む女達の美しささえ知っていたら 願っても叶ってもいないのが ここならすぐにでもそれ等の準備が出来ると 珍しく手をかざし 趣味悪く膝を付き こちらから首を縦に振るのを 待っていた 私が発した告白は常に 誰かの独白 何処力らともなく 音も無く寄り添い 息を引き取った 夕飯を待たず静かに死んでた 珍しく手咎かざし 趣味悪く膝を付き こちらから首を縦に振るのを 待っていた 両手で またね を真似ていると二人の間に入った風がさらって行った 耳を塞ぐ男達の手を握り 微笑む女達の美しささえ 知っていたら 膝抱えた女達を そっと抱き留める男達の温もりさえ知っていたら 光無くした大人達の 先導をかってでた子供達の無邪気さを知っていたら ゆりかごから荼毘に付すまで この身体を借りた私達は 返し場所を知るのかもしれない