舞い降りて溶ける紅の 花びら握りしめれば 遠く遠く彼方での 夢と現混ざり合う 舞い降りて溶ける紅の 花びら握りしめれば 還く遠く彼方での 夢と現混ざり合う 一つの願いを想い続けるだけの 心が闇にあれば 拒む糸も消えゆく ひらり ひらり 頬をかすめるものを追うように 奪う 凍る吐息で ひらり ひらり 埋もれてゆく 乾いた屍を抱いて時を待つ 全てはあのぬくもりのため 全てはその瞬間のため 流れるもの止められず 痛みが歯止めをかける 変わらない色を変える力が欲しい それが 例え私を失う事だろうと ふわり ふわり 優しさに触れるため 今ここに 集うあたたかいもの ふわり ふわり 間違いでないならすぐにそばへ行くと告げるのに 終わりの来ない籠の中で 一人こぼす涙には 断ち切ることも出来ない 微笑みがにじんでいる 舞い降りて溶ける紅の 花びら握りしめれば 遠く遠く彼方での 夢と現混ざり合う