[00:03]黒い暗い闇に 一つ金剛石を砕いて散らしたような [00:09]脆弱の夜を空に張り巡らせ 世界は虚無を 終わりを迎えた [00:17]そんな中で 私は虚無を 夢を見るのだ [00:22]森の中で 私は息を吸う 星が流れた気配に 空を見上げて見る [00:30]幾千の星が 遠く彼方で撃ち光る [00:35]虚無は来なかった 待ち人は 気紛れである [00:41]強がりだと言うのには 違くがある  [00:45]そもそも 隔たりのきっかけを作ったのは 私だから [00:51]些細なことが 後々大きな障害物に成って [00:56]私と謂う一人に 重く圧し掛かる [01:00]胸の真ん中 その奥が軋んだように じんわりと痛む [01:08]その痛みは 涙腺も刺激するだろうか [01:13]反射的に 夜を見上げると 其処にあるものが全て 濡れては霞んでゆく [01:20]月と星の 僅かな輝さえも眩しくて 私は思わず目を細めた [01:28]星がまた流れたその時 私の頬にも冷たいものが流れる [01:36]すべてを暈かして流れたそれが 何時か涸れるなら [01:41]その時 私は 笑えてるだろうか