[00:00.00] 作曲 : RD-Sounds [00:01.00] 作词 : RD-Sounds [00:18.870] [00:24.650]ー人を出し抜きたいと思ったことが、おありですか。 [00:33.860]至極、有触れた野望でしょう。 [00:37.930]ー人の所有物を奪おうと思ったことも、おありですね。 [00:47.630]それも、良くある欲望でしょう。 [00:52.310] [00:58.530]ーか弱き婦女子を犯そうと思ったことが、おありですか。 [01:08.410]別に、不思議ではありませんね。 [01:12.400]ー憎き者を殺そうと思ったことも、おありですね。 [01:22.280]誰しも、一度は思うでしょう。 [01:26.150]如何に清く生きたとて、 [01:29.590]その情動は不可避のもの。 [01:33.120]抗い様のない“原感情”に跪け。 [01:39.660]さあ、その心の内。 [01:43.510]洗い浚いを以ては、我が渇きを癒さん、糧と成り果てよー! [01:53.580]…私だけが知り得る、その秘めたる全てが [02:00.450]新たなる痕を産み出す苗床となれ。 [02:11.610] [02:25.070]ーほら、貴方のことは、全部、理解って差し上げますから。 [02:36.040]如何に、醜い思いでも。 [02:39.540]ーほら、貴方のことを、誰も、共感ってくれはしないのですから [02:50.050]如何に、それを求めても。 [02:52.970]ーほら、私の前では、誰も、判明ってしまうのですから。 [03:04.050]如何に、隠し遂せても。 [03:06.730]ーほら、私が全て、それを、赦免って差し上げますから。 [03:17.400]如何に、醜い思いでも。 [03:22.440]激しく、黒く、惨澹たれ、 [03:25.600]隠し通せぬ本性がそこに。 [03:29.150]抗い様のない“原感情”に跪け。 [03:39.210]偽りを抱えては、眠ることは赦さない。 [03:46.260]あるがままの姿を、己と認めよ。 [03:53.000]さあ、その心の内。 [03:56.770]全てに絶望しては、我が渇きを満たさん、糧と成り果てよー! [04:06.920]…かくも醜き生物が。抱く幻想の果て。 [04:13.750]砕いてはその深遠に、末期の輝きを見る。 [04:24.200]ー餞に花束を。薔薇を添えて送ろう。 [04:31.160]その心が最期に咲かせた花の彩をして。