本当は本当に寒いんだ 死なない死なない 僕は何で死なない のひとつもれないくせに 誰も知らないおとぎばなしは 夕焼けの中に吸いまれて 消えてった 吐き出すような暴力と 蔑んだ目の毎日に 君はいつしか そこに立ってた 話しかけちゃだめなのに 君の名前が知りたいな ごめんね名前も 舌もないんだ 僕の居所は どこにもいのに 一緒に帰ろう 手を引かれてさ 知らない知らない ぼくは何も知らない 君はもう子供じゃないことも なれない他人の手の温もりは ただ本当に本当に 本当に本当のことなんだ やめないやめない 君は何でやめない つかればされちゃうくせに 雨上がりに忌み子がふたり 夕やけの中に吸いまれて 消えてった 日が暮れて 夜が明けて び疲れて 捕まって こんな世界 僕と君以外 皆いなくなればいいのにな 皆いなくなればいいのにな 知らない知らない 声が聞こえてさ ぼくと君以外の全人類 抗うもなく手を引かれてさ 夕やけの中に吸いまれて 消えてった 知らない知らない 僕は何も知らない これからのことも君の名も 今は今はこれでいいんだと だだ本当に本当に 本当に本当に思うんだ 知らない知らない あの耳りは 夕やけの中に吸いまれて 消えてった