[00:00.00] [01:04.73]運命は惨劇の血を喰らい、やがで世界は扉の外へ…… [01:10.08]第二の退廃世界へとその概を昂進していく。 [01:16.84]古より沙汰なりて、痣と失すの一意思であり、黒き人ともいわれる者がいた。 [01:24.03]この世界を外から見続ける。 [01:26.79]幾度と無く繰り返される終わり、幾度と無く争い滅んでいく世界 [01:32.23]其の世界に果たして意味があるのか、計り知れぬ遥より募る憤怒に似た感情 [01:38.66]死を司りて尚、蒙昧とした生を見つめる。 [01:42.77]血塗られた物語の落とし子、断章を紡ぐ少女、廃した世界より生まれいずる少女 [01:50.65]姿形は不定であり、彼女の前では時は力を持たない。 [01:55.34]赫き母の意思は彼女へと受け継がれ、その目で世界を見つめる。 [02:00.71]生の象徴なりて、死を想う。 [02:05.81]悲劇と惨劇は、姿を変えて互いを追い求めように奏で合い [02:10.47]無限を捨て手に入れた愛は輝き続け、其処に不可思議さを顕す [02:15.79]血に塗れて生まれた子は、愛を受け継ぎ [02:17.86]凄惨な骸は儚くも美しい [02:21.07]永遠に邂逅できぬ狂おしさに、涙が頬を伝い [02:24.61]人が人である限りの愚かしさを嘆いた [02:28.80]やがて少女と骸が出会い [02:31.42]牙城で愚かしさ故の愛おしさを叫ぶ [02:34.44]傷つけあうものたちは再び終わりを迎える [02:38.61]その時、少女は――。 [02:42.27]...... [02:47.21]"此処はどこなの?此処はとても暗いよ……ねぇ…暗いよ……" [03:02.99]"では、光を見に行こう" [03:09.60]ばらり……ばらりと、断片は再び集う。 [03:12.97]第二の退廃世界、此処は凄惨(聖餐)の謳