たとえ彼が愚かごと知ても 私は彼のこと忘れがしない 背に霞む"死んだ"者どもの山は肉塊 目に見えぬ物をして何をか生と云うか ...... 夥しい数の孵化器が並べられていた まさに地獄絵図也 灼熱の思想兵 ...... そして全てを灼く哀しき結末は 潰えぬ希望と薔薇を添えて ...... 何かを捨てて得る物は少なく 何かを得て失う物は大きい 肉体とは果敢なき虚無の種 人は皆 望んだ 生きながらえる為の術求め 其れが 煉獄たり得る 愚かな 希望の孵化器 ...... そして全てを灼く哀しき結末は 潰えぬ希望と薔薇を添えて 亡者の手が私の身 掴み契る 僅かな反も逃さない 嗚呼 終わりだ もう 形を捨てよ  嗚呼 変わりの姿 白無垢――。