聞こえる這いずる 様近付いてゆく 今目覚めた相克の 闇に飲まれて 溺れてゆく夢現 辿り着く終わりまで 戻れない過去を 抱いて果てしない深淵を… 揺らいだ鮮やかな死を 超えてゆく零れ落ちる未来繋げて まだこの掌にある小さな光 遠ざかる淡い思い出繰り返し嗚呼 止まない雨の中俯いたままで歩く 弱さとただ滲んだ夜に 降り注ぐ支配欲に崩れ去るその世界 霞んだ現状さえも瓦礫に沈む 奪われた物語と神を為す落日 偽りの微笑みを… 名も無き穏やかな死を恐れては 意味を求め気付く幻 まだこの掌にある小さな光 遠ざかる淡い思い出繰り返し嗚呼 止まない雨の中 駆け抜ける何処まででも いつかきっと輝く全て