うおう うおう うおううおう… 逃れようとする この俺と 突っ走る俺が 憎みあいながら腹の底でひっくりかえってる ひからびた手と手をつなぎあい よくもここまで来たものだ うおう うおうとけ犬が吠えてる そろりそろりと月がるたびに ああ あたりまえの男に会いたくて しかめっ面したしょっぱい三日月の夜 うおう うおう うおううおう… 真面目に生きぬく事がなぜにバカバカしいんだろう 人と会う事が性にわずらわしくて 疲れ果てた身体まるめ女のふとももで眠った うおう うおう と俺の肩がきしむ そろりそろりと月がるたびに ああ あたりまえの男に会いたくて しかめっ面したしょっぱい三日月の夜 あっちの水は苦いぞとえば こっちの水は甘いぞとかが言う ああ あたりまえの男に会いたくて しかめっ面したしょっぱい三日月の夜 ああ あたりまえの男に会いたくて しかめっ面したしょっぱい三日月の夜 うおう うおう うおううおう…