幾千の願い 幾千の夢 受けとって君は生きたの 散りゆくはその涙なら 声なき声をきかせて 古の音が 月の雫が ほろほろと君を照らすよ 懐かしいひとに触れてるみたい 面影をそっとください 君は 君は 生きる道しるべ めぐりめぐる愛をくれた ずっと ずっと まだ見ぬ誰かの 一頁(ページ)に降りそそいで 幾千の願い 幾千の夢 わがままな僕を許して 山の端に浮かぶ淡い羽衣 ずっとそこにいて 花は 花は 短き命と 人は憂い笑うけれど いつか いつか君の腕の中 終わらない愛に気づくの 風に晒されて 雨に打たれて 誰がため花をひらくの 散りゆくはその涙なら 声なき声をきかせて 古の音が 月の雫が 僕がいま抱きしめるから 夢桜咲いて 時を運ぼう 来る年もここに 来る年もここに