闇にはぐれた 影法師 十六夜月を 待つのやら  森のとばりに包まれて 月のうさぎが舞い降りる 一夜限りの夢語り 星の数ほどの蛍火に 我を忘れて たわむるる 山の端映す水镜 月なき空は寂しいと うさぎが夜を仰ぎ见る 风はしずまり 闻こえ来る 眠れぬ森の 子守呗 望まれし身のめでたさに うさぎが空へ帰ります 迎え来ますは 月のふね