はらり はらり はらはら はらり とめどなくつもる寂しさ 睦月 卯月 月 水无月 いよよ君恋し 泣かせた数多の夜を 悔いてまたがほろ はかなきうつせみの世と 胸いたく口惜しく 梦とうつつゆきつもどりつ 在りし日の幻慕う はらり はらり はらはら はらり 命剥がれ落つ あるじをなくした庭に 今年も抚子がく 色をなくしたこの世に 长らえる甲斐もない そこは いづこ ここは 虚し 手を伸べてもなぜ迎えに来ない はらり はらり はらはら はらり 云にその行き方を寻ね はらり はらり はらはら はらり 今日も泣き暮らす