きっと、 僕(ぼく)らはここで命(いのち)を 雏罌粟(ひなげし)咲(さ)いてた 大地(だいち)や野(の)は閉(と)ざされて 色彩(いろ)消(き)え去(さ)り 何(なに)も見(み)えないよ 細(ほそ)く蛇行(だこう)した水(みず)のない川辺(かわべ)で 涙(なみだ)、頬(ほほ)伝(づた)い 流(なが)れ落(お)ちていく 誰(だれ)かが読(よ)まないように手紙(てがみ)はもう 全部(ぜんぶ)燃(も)やしてしまったよ 踌躇(ためら)いの足音(あしおと)、聞(き)こえないこの场所(ばしょ)で 涸(か)れない願(ねが)いを 置(お)いていくから眠(ねむ)れ 指環(ゆびわ)は痩(や)せ細(ほそ)り 指(ゆび)から抜(ぬ)け落(お)ちてく 最後(さいご)の歌声(うたごえ)、途切(とぎ)れた世界(せかい)に溶(と)け 穏(おだ)やかな 影(かげ)も形(かたち)を崩(くず)し消(き)えた 命(いのち)のかわいた 燃(も)え殻(から)を煽(あお)り続(つづ)けた 限(き)りなく透明(とうめい)な 視界(しかい)の向(む)こうに見(み)えた Ah 最後(さいご)の碧(あお