スポットライトは どこかのスターのモノ 日の当たらない処を 僕は生きて来た 降りそそぐ白い 月明かりににさへ 肩を窄めては 目を閉じて来た 君が乗った最後の夜汽車が… 僕の街を 遠ざかる… 拍手が鳴り止み 客が居なくなっても 歌い続ける 悲しいシンガーのように 僕はいつでも冷たい君に 苦い涙を 謳い続けた 君が乗った最後の夜汽車が… 僕の街を 遠ざかる… 僕が寂しいって言ったら… あの人はバカねって そっと微笑った 頬に優しく 手をやりながら 『僕しかいない』って言ってくれた 君が乗った最後の夜汽車が… 僕の街を 遠ざかる… 白い月明かりの その裏側で 僕は歪んだ 顔を洗った 白い月明かりの その裏側で 涙の欠片を 洗い落とした 君が乗った最後の夜汽車が… 僕の街を 遠ざかる… 君が乗った最後の夜汽車が… 僕の街を 遠ざかる… 君が乗った最期の夜汽車が… 僕の街を 遠ざかる…