[00:33.50]「虐めないでよ。」って泣いてばっかり [00:38.18]震えちゃうのも仕方ないのです。 [00:42.91]孤独を敏感に恐れている [00:47.26]少年の僕を「勇気」は嫌った。 [00:52.25]同じ様に雨に濡れている、 [00:56.90]子犬に理解を求めていた。 [01:01.58]自分勝手に抱き寄せていた [01:05.36]「君は僕を虐めないよね?」って言って。 [01:09.81]「『友達』になろう。 [01:12.13]言葉じゃないところでさ。 [01:14.28]話がしたいよなぁ〜♡」 [01:16.33]そんな僕に、 [01:17.24]悲劇が待ってた... [01:19.12]▲聞こえたんだ、声が盛大に [01:21.98]閉ざした脳を、ノックする [01:24.30]「あいつは汚い。」 [01:25.38]「そいつを騙そう。」 [01:26.69]「大嫌い!」 [01:27.43]「死んじゃえよ!」 [01:28.47]なんて... [01:28.95]「思いの声」が一斉に 、 [01:31.28]拒んでいたってノックする [01:33.54]言葉にしない心が、突き刺さって [01:36.59]もう泣きそう... [01:37.63]「希望を願った罰だ。」って [01:40.30]孤独網の騒音は、 [01:42.69]僕に、こんな、代償を、 植え込んでいた。 [02:04.86]そして今日も声は責め立てる [02:09.56]流れ込んで、僕を溶かしていく [02:14.23]他人(ひと)の、心理を盗み取れる [02:18.58]面妖な僕を、誰もが嫌った... [02:23.57]逃げ出そうと、外へ飛び出せ [02:28.30]ここじゃもう、息も出来ないから [02:32.94]街の憎悪の、目を避けてさ [02:36.63]僕はそっと、駆け出した、 [02:39.39]何処かへと... [02:41.13]迷い込む森 [02:43.47]行き場の無い静けさに [02:45.56]また怯えちゃう様な [02:47.62]そんな僕を、誰かが待っていた。 [02:50.41]▲聞こえたんだ、 [02:51.31]「今日も淡々と、描いた『今日』を待ってるの。 [02:55.33]誰かお願い、ここから助け出してよ... [02:58.50]寂しいよ...」なんて... [03:00.06]『思いの声』は逡巡な [03:02.37]昨日の僕の様なんだ。 [03:04.56]「『心』が怖い?」 [03:05.84]「明日を変える『勇気』も足りない?」 [03:08.78]「そんなことない」とノックした [03:11.31]物語は繊細で [03:13.68]僕は、そっと、慎重に、開いていた。 [03:17.93]△ [03:34.85]踞った少女は言った、 [03:37.41]「昨日も、今日も、一昨日も、 [03:39.82]広い世界が簡単に崩れちゃう、 [03:43.04]夢を見ていた。」 [03:44.52]「怖いよ。」なんて感情も [03:46.82]「辛いよ。」なんて泣き声だって [03:49.64]絵本みたいに、救い出してしまえたなら? [03:53.69]▽ [03:53.88]▲芽生えた今日の感情を [03:56.18]絞った声で ノックして [03:58.52]君に話そう、 [03:59.63]「それでも、大丈夫だよ。泣かないでよ。」って [04:03.23]『思いの声』の心臓を [04:05.54]包んで笑い合えたなら [04:07.82]『心を救う心』を [04:09.78]僕は『勇気』と呼べそう。 [04:12.01]進み始めた毎日の僕は今日も平凡で、 [04:16.95]ドアの外の声は、もう、聞こえない。