そして素っ裸の両足は 大きく開かれ しぼり出されるように けたたましくおびえていた お前は俺の呼吸に すべてをあずけた しゃくり上げる痛み 吐き出す時がここにあった Never Change 今 子供が生まれた Never Change 俺にも家族ができた Never Change 娘をこの手で抱いた Never Change 横たわる妻がいる ふるえる瞳で 俺はお前の手を握り この世で最大の口づけした Never Change 深夜四時 東京の街 俺は本気で泣いた 消し忘れたワイパーもなぜか そのままでいい 片手でハンドルつかみ 片手でボリュームしぼりながら 優しさってやつを 俺は初めて考えた Never Change ただ続くだけでいい Never Change 今まで生きてきた人生 Never Change 血はめぐりめぐって Never Change それは変わることなく アクセルゆるめ 最後のカーブを曲がり 俺はいつものように朝を待った Never Change