執念深い貧乏症が情ねえほどしみついてる ボロ着を丸めた枕で眠ったAh 真っ黄色に錆びついたカミソリを畳に突き刺し 「夢」と書いてよじれるほど笑ったAh 黒いカラスよお前は寂しくはないか 銭だ銭だと損か得かで日が暮れてゆく 俺達は都会に群れをなすカラスだ わけもないのに夕焼け見るとまた泣けてくる 露骨に人間を信じたら足の裏でけっ飛ばされた 公衆便所に落書きをしたAh イラつく夜に飲んだくれいっせいに 寝ぐらへもどる時俺はただ一人で空を見上げたAh 黒いカラスよお前は寂しくはないか 一心不乱あの青春に日が暮れてゆく 俺達は都会に群れをなすカラスだ わけもないのに夕焼け見るとまた泣けてくる 俺達の行く先は真っ暗闇と決まっちゃいねぇ だけど何だか夕焼け見るとまた泣けてくる だけど何だか夕焼け見るとまた泣けてくる ---周志敏制作