朽ちた木が揺れている 明けない夜の中 ぬかるみを踏みしめて 見渡す地平に 流れる記憶の風 漂う無念の影と 闇の中消えてゆくなら 徐々に薄れる前に 輝きを増して散りたい 火花が舞う様に また黒く染めてゆく 滅びの風から 放たれ虚空を昇る 哀れむ地上の神は 風の中前も見えない 絶望に囚われて 失うことさえ構わない 前に進めるなら 闇の中何を求めて 彷徨っているのだろう 辿り着いたその場所には 何も無いかも知れない 闇の中消えて往くなら 徐々に薄れる前に 輝きを増して散りたい 火花が舞う様に 光放つ様に 光残す様に