第三话 百物语 「私が友人と百物语をした时の事を话します。」 ある夏休みのことです、私达は、クラスの友人达と、百物语で盛り上がりました。 百物语とは、百本の蝋烛を用意し、怖い话を一つするたびに、蝋烛を吹き消すと言う、怪谈会のやり方なのだそうです。 みんな兴味津々で、私达は乗り気のクラスメイトを集めて、kと言う友人の家に集まることにしました。 夜の九时顷。 kの家の、大きな部屋に、みんなが集まります。 そして、苦労をしながら、テーブルに百本の蝋烛を用意しました。これを顺に消していくのです。 床の间には、ビデオカメラを设置してあります。 「何かが映るかもしれないから」と言うkの発案でした。 最后に、部屋の电気を消しました。 そして、一人目から、百物语が始まりました。 一话话し、蝋烛を一本消します。 一话话し、一本。 それを缲り返します。 メンバーは二十人ほどしかいないので、何周も语り手を回しながら、ようやく、五十话まで来た所で休憩を取りました。 そして、ビデオカメラを用意したkが、バッテリーが切れそうなので、音声のみに切り替えると言い出しました。 みんなも特に异论はなく、また、百物语を再开します。 百本あった蝋烛は半分、部屋の中は、かなり暗くなりました。 その中での怪谈が徐々に盛り上がり、段々と、みんなの间でも、小さな悲鸣が上がり始めます。 九十话、九十一话、九十二话、九十三话。 そして、最后の百话目、私の向いで、语り手が话し始めます。 それは、とても怖くて、悲しい话でした。 最后の话を终え、最后の蝋烛を吹き消しました。 「きゃー!」と悲鸣が上がり、部屋の中が真っ暗になります。 みんな怖がってはいましたが、体调を崩したりする子もいないし、何も异変はありませんでした。 私は、心の底からほっとしました。 すると、暗暗の中で、谁かがこう言いました。 「最后の话怖かった。百话目の话が一番怖かったね!」 「今ので、美树だよね?」 これには、私も大きく颔きます。 最后の话を闻いてから、鸟肌が収まらないのです。 ところが、美树は妙なことを言い出すのです。 「え?最后はあたしじゃないよ?葵でしょ?」 美树だと思っていたけど、そういえば、ちょっと违う声だったような気がする。 しかし、名指しされた葵も、自分ではないと言いました。 じゃあ、一体……? 怖くなってしまったのは、みんなも同じようです。 身动きが取れず、谁も电気を付きに行きません。 その中で、ビデオカメラの持ち主のkが、音声を闻いてみれば分かると言いました。 确かに、その通りです。 そこて、私达はビデオを巻き戻し、聴いてみることにしました。 そして、ゆっくりと再生ボタンが押されます。 音声は、ちょうど、百话目が始まる所でした。 その声は、美树でも、葵でもありませんでしたーーーー 「これから话すのは、 ███████████████」████████████ 」