いつだって いつだって 矛盾は当然に居て両立を待ち侘(わ)びる 好きも嫌いも覆えずに詮索を始めて 明日の空気もいたずらに沈んでいく いつだって いつだって 希望は果敢(はか)ないし意識は酷く正しい “押寄せる不安も邪(よこしま)も殴り飛ばして 仕合せを掴んだ一握り”に恋をする いつだって いつだって いつだって 女は構われたいし男は動きたくない 初めから愛なんて存在していなくて いま目の前でそうやって離れていく いつだって いつだって 一つはさみしいし二つは面倒くさい 静寂も喧騒(けんそう)も選べなくなって直ぐに また淡々と埋まらない日々を過ごす いつだって いつだって 何処にでもあるそんな風景 目を瞑っても消せやしないから ただ呼吸(いき)をする呼吸(いき)をするだけ 今日に融けていく