[ti:誰何記号群] [ar:またろう] [al:斥状回輝線] [00:00.00] [00:13.50]見上げれば夕立を [00:16.05]降らすつもりか いつまでも [00:19.14]ただ気付けば忘れてる [00:21.98]あの熱い色と輪郭を(また 重なる) [00:25.01] [00:25.08]真夜中の待合室に (相室に溜まる) [00:28.06]溜まる息は紫色 (紫色の実) [00:31.12]誰かが立つ窓の外 (会う時の空は) [00:34.08]暗く淀む茜色して (茜色してた) [00:37.06] [00:37.25]そこに浮かんでた顔は [00:40.56]鼻や瞳がないけど [00:44.30]歪んでる唇だけが [00:47.34]少し笑って見える [00:52.25]あれが瞬くのは誰を導くためだ [00:58.42]何故 回り続けて零を重ねる [01:04.37]君に捉えられる時間がまだあるなら [01:10.59]迷い路 消えない火 「H」の魔物 [01:16.17]誰何記号群 [01:20.60] [01:29.07]繰り返す夕立の [01:31.84]隙間からやっと息をして [01:34.93]透明な膜の中で [01:37.94]今も鳴いているカナリアが (いま もういちど) [01:41.23]ねじ巻き式のアナログな (アナログなデヰト) [01:44.06]時計の針 飲み込んでる (飲み込んでる声) [01:47.08]悲鳴と退屈だけで (何も足りないのなら) [01:50.03]埋まるメモリならへし折ろう  (へし折られた) [01:53.17] [01:53.35]終わらない旅路に [01:55.98]仮想的終点を建てて [01:59.88]幸福と名を付ける人を見て [02:05.09]君は笑った [02:08.43]きっと瞬くあれを見て 見えてるほうが [02:14.32]もう手遅れなんだと気づいたから [02:19.74]新しい列車が走る予定の道を [02:26.30]蹴散らし飛び込んだ 君の居る場所 [02:32.04]誰何記号群 [02:53.43] [02:57.57]もうすぐ桜が咲いて [03:03.01]いつか春と呼んだ季節になる [03:09.52]未だに天蓋は動かないまま [03:15.09]時も場所も同じ数のまま [03:20.98] [03:21.20]そこがどこで 誰が何で今があるのか [03:27.14]鉛筆の折れそうな [03:30.84]鋭角で描く伝説の童話 [03:36.44]君が輝くのはその先にあるものが [03:42.21]蜃気楼さえ現実的なほど [03:48.03]誰が何だと分かるはずないものだから [03:54.67]秘かに飛び込んだ 君の居る場所 [04:00.17]誰何記号群 [04:04.35]