霞む 意識の隙間 深く包んだ 霧の底で 溺れていく 白で潰した あの日の景色 いつか忘れる 確かに在ったこと 一人うずくまり 宛(あ)ても無く ただ 吐き出した この声が あなたに繋がる 記憶のどこかに 焼きつき刻む そこには私が 繰り返し進む 時間の中で 擦り切れていくfilmを 拾い集めては 繋げて流した でも掠れて見えない 忘れてく そこに居たってこと 今でも 手を振り続けて 伝えたい 此処に居るってこと 叫びは 彼方へ響いて 吐き出した この声が あなたに繋がる 記憶のどこかに 焼きつき刻む 包まれた 霧の中 消えてく視界で 私が今でも 微笑んでいるなら 意味はあるのだろう 此処に在ることの