Goldrop 色のない陽炎が 吸い込む 目の前に 広がった 見慣れた景色に 揺れ続けていた 穏やかに波を打つ この胸 締め付ける 戻れない 夢の向こう側へ 溶け込んだ記憶 想いを閉じ込めて 紡いだ 赤い糸 ほどけぬように 強く 握っているの 渦巻いた 闇を連れて 一人きり 誓った言葉 せせらぐ 川の音に 紛れて消えてしまったの? 流れつく 声を集め 動き出す道に いつか咲く 僕の影は 誰かの手を 守れているかな 夕雲に 照らされた心は 踊るように 泣くように ずっと堪えていた 涙を落した 不確かに混ざり合う 未熟な感情を掌へ 伸ばした指から 差し込んだ光 巡っては繰り返す 終わらない 物語 守り続ける息を 絶やさないから 透き通る 一滴に 込められた 意味を教えて 闇の無い 心なんて あるはずないと知っている 目を閉じて預けてみて 深呼吸のあと この両手で 掬いあげる 傷みすべて 眠ってる あいだに 綻んだ 蕾がまた 色のない世界潤す 絡まる糸を そっと 巻き戻していくように 纏いつく髪束ねて 夢の途中浮かぶ 小さな灯を見つめていた 静かに潜む明日を 探して...