漣 揺らめく 静かな夜 儚い命の 切ない 鼓動を聴いた あやかしの月に 引き寄せられたの この目に映った刹那に 色づいていくわ 世界を飲み込んで 深い 海の底を照らし出す あなたの光に 導かれ ああ 運命の鼓動の音を 遥か 海の果てで聴いたわ あなたに触れた その刹那から 私の声は奪われていた この海を 超えて あなたの元へ 近くに居たくて ただ それだけでいい ほかには 何も いらないわ こんな想いは 知らなかったの 何もかも 幸せに感じている ああ 運命は ひいては 寄せる 波のように 廻り続ける 私の声が 届いてるなら このまま 朽ち果ててもいい ああ 叶うなら 私のために 一滴を注いで この海へ 涙の海に包まれたなら この想いは永遠に消えはしないわ ああ 一粒の泡になっても あなたを想い 歌い続ける 甘く 切ない 愛の歌を 漣に乗せて あなたのもとへ…