[00:00.00] 作曲 : 吉田拓郎 [00:01.00] 作词 : 吉田拓郎 [00:09.07]下駄をならして奴がくる 腰に手ぬぐいぶらさげて [00:16.48]学生服にしみこんだ 男の臭いがやってくる [00:23.71]アー夢よ よき友よ おまえ今頃どの空の下で [00:31.40]俺とおんなじあの星みつめて何想う [00:41.13]可愛いあの娘に声かけられて 頬をそめてたうぶな奴 [00:48.54]語り明かせば下宿屋の おばさん酒持ってやってくる [00:55.46]アー恋よ よき友よ 俺は今でもこの町に住んで [01:03.58]女房、子供に手を焼きながらも生きている [01:13.04]男らしさと人が言う おまえの顔が目に浮かぶ [01:20.43]力ずくだと言いながら 女郎屋通いを自慢する [01:27.45]アー夢よ よき友よ 時の流れをうらむじゃないぞ [01:35.41]男らしいはやさしいことだと言ってくれ [01:44.84]家庭教師のガラじゃない 金のためだと言いながら [01:52.28]子供相手に人の道 人生などを説く男 [01:59.16]アー夢よ よき友よ 便りしたため探してみたけど [02:06.91]暑中見舞が返ってきたのは秋だった [02:24.27]古き時代と人が言う 今も昔と俺は言う [02:31.47]バンカラなどと口走る 古き言葉と悔みつつ [02:38.43]アー友と よき酒を 時を憂いて飲みあかしたい [02:46.03]今も昔もこの酒つげば心地よし [02:55.69]学生達が通りゆく あいつ程ではないにしろ [03:03.19]まじめなのさと言いたげに 肩で風切って飛んでゆく [03:09.90]アー友よ よき奴よ 今の暮らしにあきたら二人で [03:17.86]夢をかかえて旅でもしないかあの頃へ