冬の嵐 揺れる街 突き飛ばすような強い風 どんな声も飾りも 今日はただの木枯らし 冬の嵐 揺れるビル 竜巻の注意報 鉛色の乱気流 なすすべなく煽られて 飛ばされてきてしまえばいいのに 愛しいものがいますぐにでも せせこましい世界を越えて 目の覚めるような速度で 行き過ぎたり減らしたり 匙加減の難しい 僕らの愛だって日々乱気流 いっそあふれかえしてしまえばいい 飛ばされていってしまえたらいいのに 愛しいものに触れる距離まで 囁くようには愛しあえない 突風の中で怒鳴り合う 夜明けはまだ遠く、遥か456km Tubulances, please blow off boredoms on days somewhere さみしい距離とび越えて 飛ばされていってしまえたらいいのに 愛しい愛しい人のとこまで 叫ぶ 踊る 風の向こうに 君のいる街を見透かす 飛ばされてきてしまえばいいのに 愛しいものが今すぐにでも って虚言さえ飛ばされてゆく 目の眩むような高さまで 目の覚めるような速度で 竜巻のおどる日