並んだ靴を眺めて 今更って諦めた 時計の針は曲がってて 二分前 指し示す あどけない微笑み 交わした約束も 思い出せないままに ありふれた答え探すの 青く染まった涙のひと粒を隠してしまえば ポケットの中の鍵を掴めるかな 囁く風に戸惑いを探してみれば 分かるような気がして 朝方駅のホームで 見かけた 後ろ姿 歪んだ 窓ガラス越し 映った 君の影 味気ない生活に彩りを求めて 食い違った理想を並べても何も変わらない 青く染まった涙のひと粒を隠してしまえば ポケットの中の鍵を掴めるかな 囁く風に戸惑いを探してみれば 分かるような気がして 透明な海の中へ沈んでしまう あの日濁してしまった本当の言葉 迷ってばかりの10年後の私に気付いて 止まった世界に明日を見つけたから ラクガキのように曖昧な昨日を消して 君の待つ場所まで