[00:21.240]街を見おろす丘から あの日僕らは何を見てた [00:29.560]やっと 二人きりになれた 照れながら あの日 [00:34.700] [00:35.700]「明日の朝早く僕は 上りの電車に乘るんだね」 [00:40.700]卒業のあとの校舍 小さく 見つけた [00:45.260] [00:45.400]行かないでと一言 つぶやいた君 あの時 [00:55.470]僕は 見えない 夢を いだいていた [01:05.480] [01:06.160]離れていても きっといつまでも 君のことを思っているよと [01:17.420]言った心が いまさら うずいて たまらないよ [01:27.830]君にさよなら 電話で告げた 過ぎてゆく 季節の中に [01:38.670]會えない 時間にも 距離にも 勝てない 僕らがいた [01:54.280] [02:08.170]僕のコートの裏には 君のセーターの色が殘り [02:14.280]キスの時の香りが消えずにある [02:17.500] [02:18.300]どこか 大人びて見えた あれは口紅のせいだって [02:21.620]今なら さまざまに 思い當たることも あるが [02:25.430] [02:26.000]片道の切符を ふざけたふりで とりあげ [02:32.650]君は 無理して 妙にはしゃいでいた [02:39.740] [02:40.630]離れたらもう 馱目になるよと 君がうつむくの 打ち消して [02:48.420]僕はコートで ふるえる その肩 つつみこんだ [02:55.700]こんなに笑顏 思い出すのに そこで途切れてしまう君 [03:03.440]忘れてしまっても 忘れはしないよ 胸のどこかが [03:20.080] [03:32.390]行かないでと一言 つぶやいた君 あの時 [03:48.400]僕は 見えない 夢を いだいていた [03:55.680] [03:56.520]君にさよなら 電話で告げた 過ぎてゆく 季節の中に [04:06.020]會えない 時間にも 距離にも 勝てない 僕らがいた [04:13.580] [04:14.270]街を見おす丘からあの日 君が見ていた「何か」を [04:21.190]このごろ不意に わかった氣がする こともあるよ [04:28.850]君に出逢った 君に戀した この体の奧に ずっと [04:36.580]君と見つめていた 景色がいつでも 流れている