ただ歩いていた 風に吹かれながら ただ 立ち尽くした コトバもなく いつしかわたしを 包み込む 見えないチカラを 感じた 遠く終わりない ひとすじの 時間の河を ひとりしずかに 見つめた そらの隙間から 降り注ぐ 光が今 ひとしずく この手の中に 耳を すませば 聞こえる声 喜び悲しみ 受けとめて 蒼の彼方に 溶かして 今は傷ついた 翼の天使 やがて朝の訪れとともに はばたく 遠く果てしなく 流れゆく 時間の河に ココロの向き 合わせた そらの隙間から 溢れ出す 夢の欠片 舞い降りた この手の中に 終わり