[00:04.06] [00:08.51]街の喧噪に探している声をきいた [00:14.35]今そこへいくから [00:17.24] [00:24.26]品のかけらもない [00:26.31]光る看板と 空を覆う電柱の森で [00:32.93] [00:35.64]君は暮らしている [00:39.72] [00:56.38]道ゆく戟車 おもちゃの兵隊 [01:00.41]うなる番犬がそこらじゅうにいるよ [01:05.26] [01:12.34]ヘリの爆音が 耳の中を [01:16.32]ひっぱたいて どこかへ消えてった [01:21.36] [01:23.39]そろそろみたいだよ [01:28.08]火薬の匂い 命の匂い [01:31.85]海岸はもう人で いっぱいになっていた [01:40.98] [01:43.92]海を渡って 向こう岸へ いけるかも [01:50.06]君の手をとった [01:53.23] [01:55.93]死人みたいな色の水面をかいて進む [02:03.48]もう二人の体温さえ伝わらなくて 怖い [02:12.02]空を覆った雲を夕日が染めていくけど [02:19.56]もう泥を吸った綿にしかみえなくって [02:28.03]“綺麗なもの”なんか 僕らのまわりには [02:34.83]なにひとつない [02:36.37] [02:44.36]風邪をひいて熱がでてる [02:48.34]そこの島で少し休んでいこう [02:53.45] [03:00.44]浜辺の岩場に 君をねかせ [03:04.28]僕はひとりふらふらと歩いた [03:09.14] [03:11.81]夜の闇がくる [03:15.78] [03:32.04]いにしえの人たちが 空に描いた [03:37.85]物語を すこしだけど [03:47.77]僕は読んできかせてやった [03:51.84]君はもう眠っているのに [03:57.71] [04:00.13]大きすぎる宇宙に 吸い込まれそうになった [04:07.54]ここには耳をつんざく音もなくて 眠い [04:15.65]帰るところを失った これからいく場所も知らない [04:23.55]ただただ 恐怖と不安の海がつづくだけだった [04:31.99]もしこのまま君が 目覚めなかったらどうしよう? [04:41.26]