[00:33.33 八月の花火が 消えた夜に 静かな 星がまたたいた 夏の大三角 キミが指し示す 横顔を眺め ふと 胸が痛む 肩を預け 震え声そっと告げる 「もう少しこのままで キミとおなじ 空を見ていたい」 触れあう指 そっと絡めて 痛いぐらいの好きで 息も出来ないほど キミが近くて 世界の中 ここにいること それだけが嬉しくて ただ願いひとつだけ ふたりで向かう 未来を 堤防を駆け下り 見上げる顔 「行こうよ」って 差し出された手に 私は臆病で どこか怯えてた このいまが終わる こと 恐れていた 波打ち際 並んで歩き出していく 星降る夜の下で 巡る空に ふたり包まれた 重ねた手と 繋ぐ温もり でも永遠じゃなくて そのことに気づいて 泣きそうになる 瞳の中 輝く星を 壊さぬよう閉じこめ ねえそっと教えてよ 夢結ぶ彼方を キミのいた夏が終わる(切ない想いを) 伝えられず 寂しくて 届くはずがないと そう思っていた 今日にさよならを 告げるんだ 胸に抱え 溢れる言葉 波音にとかしていく 見上げた高い空 明日を描くよ 世界の中 キミがいること 二度と戻らぬ奇跡に ただ願いひとつだけ 夢辿る彼方へ また空が巡るよ このきらめく願い あの星に 届きますように