白い砂 寄せる波 流れ着く琥珀色と 降り注ぐ 暗い雨 崩れ落ち泡の中 積み重ねた 時代の中 変わらない何もかも 落としてきた 大事なもの 今更気づいても 瞬くこの地平で 瞳を刺す光 生まれてきた理由も知らない 「モトメテ」 出会いと別れからも 覚えた感情と ひとしきりに溢れた嗚咽は 「アイシテ」 とりとめの ない言葉 一人傷ついていても 何気ない 一言で 気持ちが湧き交わる 触れた肌と 絡む指に 伝わるその思いも 求められた その居場所は 自分じゃなくていい 幾度と繰り返す惰性さえ心地よい 無益にさえ思えた煙の行く末 愛と云う形無い花 瞬くこの地平で 瞳を刺す光 生まれてきた理由も知らない 「モトメテ」 出会いと別れからも 覚えた感情と ひとしきりに溢れた嗚咽は 「アイシテ」 終わり