過去の匂いも忘れた すり切れた岩肌には 止めどない想いだけが 映って変わるよ もしも 許されるのなら 素肌のままで抱き合う 砕けた優しさの中記憶をたどった 立ち止った小高い丘の上 薄紫に空は泣き続け 振返る事も忘れ今は 君のことを想うよ 揺れるカゲロウと染まる 君を偏西風へ描きはじめ 耳を澄ましてたけれど 何も届きはしない… 風上から溢れ出す涙は 風下へと刻を流してゆく 息をする事も忘れ今は 君の事を想うよ… 揺れるカゲロウと染まる君を 偏西風へ描きはじめ 耳を澄ましてたけれど 何も届きはしない 僕の側へ 揺れるカゲロウと染まる 君を偏西風へ描きはじめ