遅すぎた未来に たどり着いた時には 手の中にあったはずの物が無くて 鮮やかな海の中で今 世界が終わるのを見た 血に染まる右手を 高く空にかざして 銀色に輝いている翼に 触れる事もかなわないまま 眠るように目を閉じた 悲しみを誇るように 燃え尽きていくこの魂 割れたプライドの欠片だけ、今 羽のように空を舞う あきらめてしまえば ずっと楽になれたのに 寄り添う誰かを笑顔にしたくて 求められる事だけをただ 闇の中繰り返した 悲しみを誇るように 燃え尽きてゆくこの魂 飾りをつけた心の裏側 消えて行く青い空へ 悲しみを誇るように 燃え尽きていくこの魂 割れたプライドの欠片だけ、今 羽のように空を舞う