[00:31.40]赤る透き影、黑髮摇れる [00:35.03]匂ひやかなり [00:38.10]襖を開(はだ)く白く細い指が震えて [00:44.23]色色咲き乱れ散り敷く華の様な恋心 [00:51.27]明(さや)かな此の姿で泳ごうぞ [00:54.97]慕情の海 [00:57.93]諸恋ひなりて、共に生きる [01:01.50]臥い転(こいまろ)び恋ひ死ぬとも [01:04.93]天寿までも超えし二人、恋衣離さず [01:12.33]斑雪(はだれゆき)の隙間 [01:15.43]紅の薄様(くれないのうすよう)が見えて [01:20.03]天道歩く、初茜 [01:39.97]撓る(おおる)様な事も少なからず [01:43.67]背中(せな)を向け合う [01:46.73]甘え甚し(いたし)と、二人、笑った [01:50.53]寄り添い乍ら [01:53.53]真日(まけ)長く恋ひ渡りませうと [01:57.07]予言(かねごと)の様に [02:00.53]比翼連理は幸ひ人(さいわいびと) [02:03.93]偶(たまさか)なり人 [02:06.70]丸くなった背中で語る日まで [02:10.37]手を繫ぎ步こう [02:13.47]大切な言葉で成り返る程に、愛そう [03:09.93]諸恋ひなりて、共に生きる [03:15.93]臥い転(こいまろ)び恋ひ死ぬとも [03:19.47]天寿までも超えし二人、恋衣離さず [03:27.00]常しへなる愛は [03:29.90]言葉にせずとも思ひ知る [03:34.77]君との、此れぞ、真の恋。