小さな汽車に乗って ゆらゆらゆら揺られてって さあ 何を話そうか 君のから聞きたいな 窓に映るスライドショーに 星々月も出てきたよ 聞こえるのは風と君の声 いつか悲しい出来事に 君が零した涙 それが小さな花の種になって いつか咲く 胸の奥の方 汽車が泣き虫な僕ら乗せて 月のトンネルをくぐれば 胸いっぱいに撒いた種  ほら芽を出す 泣き虫の君の花は枯れないように 僕が守る 汽車は夜空を進んでく 触れられそうな星と 下に広がる夜景に いつも以上におしゃべりな君がいて 窓に映るスライドショーに 反射した横顔に今 知らない君を見つけた午前二時 君の胸の中庭にある 広い花畑に たくさん零したね 涙の数だけの花が咲いた 汽車が泣き虫な僕ら乗せて 月のコーナーを曲がれば 花束を早く君にあげたいね 泣き虫な僕の花が君に合うといいな 僕の好きなあの服にも 夜の空を翔る小さな汽車 止まった星のホームから見た 僕ら住む街の明かり また君を誘うから  うなずいてね 一面に咲く花を見よう 二人で 汽車が泣き虫な僕ら乗せて 星の踏切を渡れば 街の明かりがどんどん近づいてく 泣き虫な僕らはもう 今夜はバイバイだけど またねって笑った君 気付けば僕も笑ってた