[00:07.11] [00:39.71]皺ひとつない輝く羽根で [00:47.35]はじめて飛んだ 僕ら椋鳥 [00:55.14]風に上手に乗れない奴は [01:02.83]群れに馴染めず 落ちてゆくだけ [01:08.20] [01:08.61]それが 自分じゃなくて良かったと [01:16.48]思いながら励まし合う [01:23.51] [01:24.87]体ひとつで どこまで行こうか [01:32.40]慣れない言葉をつぶやきながら [01:40.44]体ひとつで どこまで行こうか [01:47.87]そこから誰かを見下ろしながら [01:55.67]そこから誰かに見下ろされながら [02:02.86]だれかの為の 餌を運ぶ毎日 [02:10.60]苦い木の実は 喉に押し込んで [02:18.38]必死で羽根を ばたつかせてみても [02:26.07]見慣れた景色 永遠に続くだけ [02:31.56] [02:32.01]いつか はぐれた仲間も [02:36.41]同じ夕陽を見て泣くだろうか 噫 [02:57.03] [03:19.15]心なかばで どこまで行くのか [03:26.52]落とした荷物をあきらめながら [03:34.57]心なかばで どこまで行くのか [03:42.09]そこから誰かを見上げてみれば [03:49.83]そこから誰かに見上げられている [03:57.22]そして すべてを見ている おつきさま [04:05.14] [04:12.79]そして それをも見下ろす だれかさま [04:21.00] [04:23.62]