生まれ変わる魂の声 訊きましょう、ねぇ、耳をすまして 星のない夜に身を任せ 踊りましょう、ねぇ、闇の果てまで 小雨もない乾いた川で 溺れましょう、ねぇ、痛みがわかるから ここは何もない無情なら 眠りましょう、ねぇ、時が嗄れて果てるまで 幾つになれば忘れられるの 私の無念 風に運ばれて 幾つ眠ればたどり着けるの あなたの無念 風にさらわれて 静かに季節がほら、巡り巡って息をしてる 祈りをかけられた月が ほら、嘆いて愁う 澄み切った瞳の奥には 写りましょう、ねぇ、わかってるけど 繰り返すことなどはやめて 終わりましょう、ねぇ、時の呪縛 解き放て 真水の上を渡り、あちらへ渡す船となって 沈んで凍えた記憶をたぐり寄せて 触れて、惹いて、送ります 幾つになれば忘れられるの 私の無念 砕け散れ 幾つ眠れば忘れられるの あなたの無念 舞い上げれ 幾つになれば忘れられるの 私の無念 風になれ 幾つ眠れば忘れられるの あなたの無念 風になれ 幾つも吹いて 幾つも泣いた さらって散った 幽遠の風