[00:00.00] 作曲 : 150P　
[00:01.00] 作词 : 灯下はこ
[00:08.65]
[00:11.00]夕立をひとりで 彷徨い歩く
[00:14.75]赤い靴散らばる 森の奥深く
[00:19.14]庭師が差し出した楽園の罪
[00:23.33]疑わないまま微かに歯を立てる
[00:27.64]鏡のむこうがわ 映るまなざし
[00:32.01]大人びた仕草で笑う 少女は
[00:53.44]「薄紅の鮮やかさはまだ
[00:57.83]あなたには似あわない」
[01:01.96]無機質の影が ささやいた白昼夢 侵される
[01:10.53]純白の日々は移ろって
[01:15.70]当たり前に崩れてく
[01:18.66]その窓枠の向こう側で
[01:23.23]どうかわたしを誘わないで
[01:27.88]飾り立てた銀のピアノ
[01:30.56]ウソを鳴らす幼さが
[01:32.77]ただひとつ残されたもの
[01:36.84]茨のなか息を止めて
[01:39.00]眠ったならそのままで
[01:41.24]時を止められるでしょうか
[01:45.45]ただ このままでいたかった
[01:49.78]それもかなわないなら
[01:54.25]鏡のなか 昏い瞳
[01:56.35]もうすぐに大人になる
[01:58.71]さよなら、わたしのウタカタ
[02:19.99]薬指刺さった短針流れ出た赤色が
[02:28.45]錆びるなら
[02:30.67]今は 骨のような体でいさせてよ
[02:37.20]憧れは胸に息づいて
[02:42.40]それでも朝に怯えて
[02:45.30]二人向き合う時間だけが
[02:49.83]わたしを守る鎖でした
[02:55.38]森のむこう 誰かの手が
[02:57.46]迷い見透かしたように
[02:59.66]おいでなさいと手招く
[03:03.60]割れる鏡 喪われた
[03:05.99]わたしの顔した少女
[03:08.41]ここでサヨナラと微笑む
[03:12.51]また 手を離したのは誰？
[03:16.94]いま 手を引くのは誰？
[03:21.05]わたしだけが わたしのこと守れたのに
[03:24.39]「行かなきゃね」
[03:25.50]最後の魔法を ほどいた
[03:46.03]わかってた砕けたなら進むだけと
[03:53.14]この森を緩やかに焼き払い
[03:57.53]靴だって捨てるから
[03:59.74]ココロまで 連れ出して
[04:08.03]灰になった銀のピアノ
[04:10.21]最後の幼ささえも
[04:12.47]わたしの腕で燃えていく
[04:16.33]茨のなか  冷たい腕
[04:18.71]わたしの涙に触れる
[04:21.03]あなたが時を動かして
[04:24.92]もう すべてが森のなかで
[04:29.52]だけど かまわないから
[04:33.66]目を逸らさず 迷わぬよう
[04:35.82]連れていって 明日まで
[04:38.14]さよなら、わたしのウタカタ