扉風ふわり立つ ぼくらの体を包み込む 沢山の思い出は こっそり鞄に詰め込んだから ゆらゆらゆらり滲んで 見えてる空は薄化粧 それぞれ道を歩けば いつかまた会えるだろう さなぎには触れるなよ もうすぐ羽ばたく時が来て 殻の中もがいてる 心を大きく解き放つでしょう 静かな丘に登れば 出て来た街を見渡そう 暗い夜道に迷えば 思い出し灯火燃やそう 春の中ぽつり降る ぼくらの足跡消して行く 悲しみは 悲しみは このまま雨と流れて行けよ