[00:04.100] [00:07.100] [00:16.800]蛍の光、窓の雪、 [00:30.000]書読(ふみよ)む月日、重ねつゝ、 [00:43.100]何時(いつ)しか年も、すぎの戸を、 [00:56.100]開けてぞ今朝(けさ)は、別れ行く。 [01:10.100] [01:16.000]止まるも行くも、限(かぎ)りとて、 [01:29.000]形見(かたみ)に思う、千万(ちよろず)の、 [01:42.100]心の端(はし)を、一言(ひとこと)に、 [01:55.100]幸(さき)くと許(ばっか)り、歌うなり。 [02:09.100] [02:21.100]筑紫(つくし)の極(きわ)み、陸(みち)の奥、 [02:35.000]海山遠く、隔(へだ)つとも、 [02:48.000]その真心(まごころ)は、隔て無く、 [03:01.000]一へに尽くせ、国の為。 [03:14.100] [03:20.900]千島(ちしま)の奥も、沖縄(おきなわ)も、 [03:34.000]八洲(やしま)の内の、守りなり、 [03:47.100]至(いた)らん國に、勲(いさお)しく、 [04:00.100]努(つと)めよ我が背、恙無(つゝがな)く。 [04:14.100] [04:22.100]