[00:32.05]この瞳(ひとみ)閉(と)じれば [00:34.70]忘(わす)れてしまいそうなものは [00:42.63]誰(だれ)にも告(つ)げること [00:45.50]なくどこかで色(いろ)を失(うしな)い [00:53.06]あなたの見(み)たこと、感(かん)じたこと [00:58.63]わたしにはわからないけれど [01:03.05]信(しん)じること忘(わす)れずにもう一度(いちど) [01:09.31]この街(まち)で約束(やくそく)をしよう [01:17.93]硝子(がらす)の瞳(ひとみ)には [01:20.38]ありのままを映(うつ)して [01:23.24]心(こころ)に焼(や)き付(つ)けた [01:25.75]色(いろ)を見(み)つめていて [01:28.59]わたしがまだ知(し)らない [01:31.12]あなただけの色(いろ)には [01:33.88]あの日(ひ)の美(うつく)しい [01:36.32]花(はな)がふわり、揺(ゆ)れる―― [01:59.96]言葉(ことば)で表(あらわ)せる [02:02.69]ものばかり求(もと)めていたけど [02:10.66]こんなにもありふれた [02:13.46]ものを忘(わす)れてしまっていて [02:21.13]わたしの見(み)たこと、感(かん)じたこと [02:26.70]「あなたにはわかるはずない」と [02:31.06]独(ひと)りで抱(だ)き締(し)めていたものだけが [02:37.35]捨(す)てられず伝(つた)えきれなくて…… [02:45.89]人(ひと)にはそれぞれの [02:48.42]心(こころ)の色(いろ)があるけど [02:51.22]それを伝(つた)えること、恐(おそ)れてしまうから [02:56.56]わたしは信(しん)じたい [02:59.14]たとえ失(な)くしていても [03:01.88]まっすぐに見(み)つめて [03:04.40]あなたの言葉(ことば)を待(ま)つ [03:07.19]色(いろ)の無(な)い街(まち)の中(なか)、 [03:09.68]朱(あか)い花(はな)を摘(つ)んだら [03:12.58]わたしはその色(いろ)を [03:14.99]あなたに尋(たず)ねるでしょう [03:17.79]そのときはあなたの [03:20.43]「朱(あか)」をそっと教(おし)えて そして [03:23.31]わたしが好(す)きだった [03:25.62]「朱(あか)」を覚(おぼ)えていて――