嘘吐きの私を 月(あなた)の影に隠して 何処かへ 連れて行って 行き先の 見つからない希望が 貴方との 過去が私をずっと 締め付けて引き止める 特異の血に 混ざる意志は 真実かも 分からない 途絶えた焦がれ声 頭 響くのは ただの欲望? それとも 隠せない 愛情? 背向け合い 定められた未来を 「守る」ということ 命に叛き 作りだされた夢は 「消して」しまうこと 貴方も ねえ その褐色の「枷」を ほら 外したい? ならば私たちは 同じ未来を 見てはいけない それが唯一の道 いつしか 砂の城でもいいの 二人だけの足跡 そっと残して このまま 身体ごと 誰にも 見つからないまま 海へ受け渡す 願いは 叶わなくでもいいの 守りたい人が 存在し(あり)つづければ 月に映し出された 陰影に 私にだけは見えるの 貴方の愛 だから 優しさも温もりも 今はもう いらないよ もう・・・いらないよ 瞳映した 確かな視線 私の心にだけは残っているから