紅く濡れた時雨 揺らめく鬼火 儚げに彷徨って 消えゆくの わかりあえない事象 ばかりじゃないから と 眩いて 海の果て 臨んだのなら ひとつに なれるかな 髪が馨り 広がる 君の優しさに包まれた微風 満たされて その手に誓う呪い ふたりを裂こうとも そっと詰んだ 千の面影草 託した証を 握り締め 浅い眠りの中 赦し合えたの 相容れぬ運命に 囚われて 出会い 別離れ 生き急ぎ 同じ土に還りたい ふたりなら 果たせるのかな 煌めく河の中で 夢が撥ね 散りゆく どんなに強く 想っていたとしても 叶わずに 無数に沈下む 想い 誰もが 愛せずに この瞳の中で 咲いた花だけを 守りたい君を 永遠に フタリ 鏡ニ 映シ合エバ 最後ノ 別レ 頬を 伝う 切なさは 胸に秘めた剣だから この手だけ 離さないでよ ひとつに なれるかな 髪が馨り 広がる 君の優しさに 包まれた微風 満たされて その手に誓う呪い ふたりを裂こうとも そっと詰んだ 千の面影草 託した証を 握り締め