嗚呼 色々取々の街 僕は意地っ張りの碌で無し 絶え間無く変わり果てる景色が 追いやった迷惑の種 嗚呼 色々取々の野次 こっちの気も知らずたらたらと 善し悪し決める浮世の基軸は 乱暴で内臓煮え繰り返る 何時だって反骨を内に秘め 嘘を盛って場を凌ぎ 大衆の冷ややかな目 躱す 地位も名誉も所縁無し 置いてけぼりの余り一 損得ばっかの擦れた市場 ほっぽり出されれば負けの証 抗う声も 荒らぐ愛も 君の趣味には合わず 何故なら やいやいやいと野次飛ばして わぁわぁわぁ と盛り上がれば笑う 君はまだまだ幼気な少女 嗚呼 色々取々の恥 僕は傍目は負け犬の人で無し 今は世を偲ぶ仮の姿 だと言い張って自分を欺く 世渡り知らずの僕が 今世紀輝く 術が無いの一目瞭然 手を差し伸べてくれるのは 特殊な感性持つ貴方々だけ 十分幸せですが何か 抗う声も 荒らぐ愛も 君の趣味には合わず 何故なら やいやいやい と煽っといて わぁわぁわぁ と叫べばほら燥ぐ 君はまだまだ幼気な少女 無様な僕の 惨めな異議も 全て無駄だと気付く だから でんでんでん ぐり返しして ばいばいばい とさよならする日も近いね 僕は些か願う願う まだまだまだまだ幼気な少女まで 幼気な少女まで 痛い世の症状まで おわり